文章を書くときやストーリーを語る上で起承転結は大変重要です。しかし「たったひとつの」なにかの提案を誰かにするとき、起承転結の「結」である結論を先に提示することで、あなたのコミュニケーションはもっとスムーズかつスマートになり、そこに「ストーリー」を与えてやることで、あなたの「提案」は遥かに魅力的なものとして相手に伝えることができるかもしれません。
あなたが提案を伝えたい相手が多忙な人なら特に、少なくとも会話の最初の時点において、相手はあなたが「どういう提案をしてくれるのか」に一番の興味を持っています。あなたが「提案」に至るまでのプロセスから結論までを順立てて説明したい気持ちもわかりますが、相手に時間があまりない場合は焦らされているように感じてしまい、せっかくあなたが説明している重要なプロセスやストーリーを聞いている間、相手は「早く、早く」と思ってしまうこともあるようです。
「早く、早く」と思いながら聞いている相手には、せっかくのストーリーがうまく伝わらない(そこに注意を払ってくれない)場合が多くあります。
まず結論を述べた上で、相手の反応を見ながらその「提案」に至るまでのプロセス、ストーリーを伝えることはとても効果的です。
もしあなたの提案が(たとえほんの少しでも)魅力的な場合、相手は「シンプルな結論」の次にその結論を取り巻く数々のストーリー、たとえばなぜその提案なのか、どのような経緯でその提案に至ったのか、などにきっと興味を持ってくれるはずです。
そして「ほんの少し魅力的」だったあなたの提案に「ストーリー」を語ることで、あなたの話が終わる頃にはその提案が「かなり魅力的」な提案になっていることだってあるのです。
シンプルさは非常に重要です。しかし決して間違わないでください。シンプルさに至るためには多くの(最終的には)余分なアイデアもたくさん必要になります。また、あらゆる可能性を想定することも必要です。そうやって雑多なもので構成されたアイデアから、余分な部分を削ぎ落としていくことで初めて「魅力的なシンプルさ」は導き出すことができるものです。
シンプルで説得力のある結論には、想定される多くの(できれば全ての)外的可能性に対する回答も持ち合わせているべきであると言えます。
結論はシンプルであれど、それに対して幾多の質問が投げかけられたときに、質問に対して「YES」か「NO」を確実に答えられる結論こそが「思慮深くシンプルな結論」です。
世の中には「シンプル」を謳った「手抜き」も多く溢れています。ぜひ何が「シンプル」であって、何が「手抜き」であるのかを見分けられる、判断できる力を持ちましょう。判断できる力を持ったあなたは、決して「手抜き」とは違う「思慮深くシンプル」で魅力的なアイデアを提案することができるはずです。
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