人間には感情があります。感情を自らで完全に支配できたら、それはすばらしいことでしょう。しかし対人関係やコミュニケーションの中から怒りや憤り、落ち込みなどの様々なネガティブな感情が芽生えてしまうのは、我々が人間である以上、しょうがないことでもあるのです。
しかしネガティブな感情を持って何かに取り組んでも、あなたにとって良い結果は待っていません。
そこで今回は、ネガティブな感情が芽生えてしまった時に心を鎮める(あるいは気分を切り替える)ための方法をご紹介しましょう。
不思議なもので人間は、たとえそれ自体を言葉にしなくても、いくらポーカーフェイスを装っている人でさえも、周りに自らの感情を「空気感」として伝えてしまっています。
そしてそのネガティブな空気感はあなた自身はもちろん、チームをも時に支配してしまい、誰にとってもいい結果をもたらしません。
もしあなたが、特にチームのメンバーとの仕事中にネガティブな感情を持ってしまっていることに気づいたのなら、一刻も早くその感情を落ち着けることに努めるべきと筆者は考えます。
できるなら30分〜1時間、それが難しいなら10分や15分でも、まずはひとりになってみましょう。ひとりになったあなたには外部からの刺激はなにもありません。直前まで憤っていたはずが、しばらくひとりでいることで少しずつ心に平静を取り戻していく感覚をあなたは感じ取ることができるでしょう。
ときに誰かとのコミュニケーションは、言葉と言葉の応酬によってお互いにヒートアップしてしまいます。そんなときは、まずそのヒートアップ(そしてネガティブな感情を抱くにつながる)してしまう原因を断ち切ると、自然と時間があなたを平静に近づけてくれます。この方法は特に、誰か特定の相手とのやりとりの中でネガティブな感情が芽生えた時に有効です。
古くから言い伝えられている言葉「頭を冷やす」とは抽象的な表現ですが、それを具体的な取り組みとして考えると、あなたの「頭を冷やす」ために取るべき行動は実はこんなことなのかもしれません。
筆者はときどき、理由も自らの力で特定することさえできない状態で、様々ななネガティブな感情を抱えてしまうことがあります。そんな時、筆者は外からの音をあえて遮断するタイプのイヤフォンから好きな音楽を聴くようにしています。
音楽アルバムにして1枚程度、1時間程度音楽に浸っていると、自然とそれまでの負の感情が和らいでいくのを感じ取ることができます。この時聴く音楽は、特にあなたのお気に入りのアルバムだとなおいいでしょう。
ただしこれを実践する際の注意として、決して音楽を聴きながら 「仕事をしない」 ことです。おそらくその負の感情は、なんらかの仕事の過程で発生したものです。その発生源から離れ、しばらく音楽の世界にだけ身をゆだねることで、その日のそれ以降の仕事ではその負の感情の影響を受けずに済んだ経験が筆者には数え切れないくらいあるのです。
もしあなたが手元に適当なノートを持っていたなら、そのノートにあなたの怒りをぶつけてしまいましょう。殴り書きで構いません。ただひたすらに、今抱えている怒りのすべてをノートにぶつけてしまいましょう。もしかしたらその怒りは文章にならないかもしれません。そんなときは少々口汚くなってしまいますが「ムカつく!!」と強めに書くだけでもいいでしょう。
もしあなたが手元に適当なノートを持っていなかったら・・・今スマートフォンを持っていますか?そのあなたの抱えている負の感情を NikoNikoLog に吐き出してしまいましょう。多少口汚い言葉で綴ってもいいかもしれません。共有しないようにしておけば、その口汚い言葉を誰かに知られることもありません。
我々が人間である以上、常にポジティブにいることは不可能といっても過言ではないでしょう。日々、時々、環境などの影響を受けて様々な感情を持ってしまうのは我々が人間である以上しょうがありません。
しかし繰り返しますが、ネガティブな感情はいい結果をもたらしません。
感情を完璧にコントロールすることは容易ではありませんが、ひとりの時間を設けることや自分で居心地のよい環境を作ることで、それらの負の影響を最小限に持っていくまでのプロセスをコントロールすることは不可能ではありません。
あなたが仕事中にこれらのような感情を持ってしまった時、ぜひ今回ご紹介した内容を試してみてください。きっとすこしだけ、心が落ち着くはずです。
10Yearsは理想の姿を明確に描くためのサービスです。
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さあ、10年後の自分に向けて10Yearsを始めてみましょう。
ニコニコログは毎日の気分の変化を記録するためのサービスです。
記録した気分の変化は、カレンダーで過去に遡って一覧できます(チームのカレンダーはもっと便利です!)
もし悲しい顔のアイコンが毎日続いていたら・・・生活を見直す時期なのかもしれませんよ!